青森県産ヨモギ活用「温活ビジネス」考案 10月の商品化目指す

青森県産ヨモギを活用した「ヨモギ蒸し」を考案した戸賀澤美奈さん(右から2人目)ら=12日、八戸市
青森県産ヨモギを活用した「ヨモギ蒸し」を考案した戸賀澤美奈さん(右から2人目)ら=12日、八戸市
八戸市や十和田市などで活躍する女性起業家4人が青森県産ヨモギを活用した「温活ビジネス」に取り組んでいる。ヨモギを煎じた蒸気を体に浴び、デトックスを促す民間療法「ヨモギ蒸し」を楽しめるよう、ヨモギやハーブをブレンドしたオリジナルパックを考案。.....
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 八戸市や十和田市などで活躍する女性起業家4人が青森県産ヨモギを活用した「温活ビジネス」に取り組んでいる。ヨモギを煎じた蒸気を体に浴び、デトックスを促す民間療法「ヨモギ蒸し」を楽しめるよう、ヨモギやハーブをブレンドしたオリジナルパックを考案。専用の道具を一緒にレンタルすることで自宅でも手軽にヨモギ蒸しを体験できるのが特長だ。10月の商品化を目指し、現在、試作品作りやモニター調査を進めている。[br] 温活ビジネスを共同で進めているのは、八戸市でリラクセーションサロンを経営する戸賀澤美奈さん(46)、十和田市で漢方薬局を営む大久保美緒さん(38)、同市で化粧品販売を手掛ける岩城利英子さん(51)、南部町で農業を営む美曽作友紀子さん(45)。4人とも八戸学院大の起業家養成講座の受講生OGだ。[br] 新型コロナウイルスによる外出自粛で運動する機会が減り、汗をかくことが少なくなる中、「健康や美容を扱う自分たちにできることはないか」と思い立ったのがきっかけ。県産ヨモギを使ったヨモギ蒸しを考案し、4月ごろから開発に着手した。[br] ヨモギ蒸しは韓国が発祥とされる。薬草の入った湯を沸かし、その蒸気を体に当てて温めることで発汗を促し、ストレスの解消やリラックス効果などが期待できる。専用のいすの下でヨモギの入った湯を沸かし、利用する際は蒸気が逃げないようマントを着用していすに座り、蒸し風呂のようにして使うのが一般的だ。[br] 4人は、21あおもり産業総合支援センター(青森市)の補助金を活用し、乾燥させたヨモギにシナモンやレモングラス、ドクダミなどのハーブをブレンドした5種類の「薬草パック」を開発。専用のいすやマントなど必要な道具一式をセットにしてレンタルすることを想定している。[br] 現在は商品化に向けたモニター調査を実施しており、希望すれば体験可能。4人は「現代社会はストレスが多い。男女を問わず、冷えが気になる方や疲れがたまっている人にぜひ活用してほしい」と強調する。[br] 問い合わせは、戸賀澤さん=電話090(8788)8907=へ。青森県産ヨモギを活用した「ヨモギ蒸し」を考案した戸賀澤美奈さん(右から2人目)ら=12日、八戸市