コロナ禍、帰省自粛 墓参り代行サービスも/青森県内

墓石を丁寧に磨く、シルバー人材センターの会員=13日、八戸市営東霊園
墓石を丁寧に磨く、シルバー人材センターの会員=13日、八戸市営東霊園
盆の入りの13日、八戸市の東霊園には早朝から、生花や線香を手にした市民らが墓参りに訪れた。今年は新型コロナウイルスの影響で、帰省を自粛している人も多く、墓参りの代行サービスを担うシルバー人材センターの会員らが墓を清掃したり、墓前に花を手向け.....
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 盆の入りの13日、八戸市の東霊園には早朝から、生花や線香を手にした市民らが墓参りに訪れた。今年は新型コロナウイルスの影響で、帰省を自粛している人も多く、墓参りの代行サービスを担うシルバー人材センターの会員らが墓を清掃したり、墓前に花を手向けたりする姿も。厳しい暑さの中、ほとんどの人がマスクを着用して訪れるなど、例年とは異なる光景が広がっている。[br] 同市のシルバー人材センターは、市内の霊園や寺院、町内会墓地などへの墓参り代行サービスを行っている。主に遠方に住む人や外出が難しい人から盆や彼岸などに依頼を受けており、今年は新型コロナの影響で、例年よりも依頼件数が増えているという。[br] 会員の川村敬子さん(75)は、同日午前9時半から、高齢で墓参りができない夫婦に代わり、ブラシと洗剤を使って丁寧に墓石の汚れを落とした。最後に生花を飾り、線香をあげて手を合わせた。[br] 厳しい暑さの中、大きな墓石を隅々まできれいにするのは大変な作業だが、「普段手が回らないような所も丁寧に掃除することを心掛けている。依頼主から『きれいになった』と言われるとほっとするし、やりがいを感じる」と額の汗をぬぐっていた。墓石を丁寧に磨く、シルバー人材センターの会員=13日、八戸市営東霊園