八戸市多賀多目的運動場で防災訓練 八戸協和水産とヴァンラーレ選手ら参加

管理棟に避難する八戸協和水産の従業員
管理棟に避難する八戸協和水産の従業員
八戸市の八戸協和水産とサッカーJ3に所属するヴァンラーレ八戸は8日、市多賀多目的運動場で地震と津波を想定した防災訓練を行い、万が一の事態に備えた。 同運動場は、東日本大震災で市内で最も住宅被害が大きかった市川町多賀地区の復興と活性化を目的に.....
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 八戸市の八戸協和水産とサッカーJ3に所属するヴァンラーレ八戸は8日、市多賀多目的運動場で地震と津波を想定した防災訓練を行い、万が一の事態に備えた。[br] 同運動場は、東日本大震災で市内で最も住宅被害が大きかった市川町多賀地区の復興と活性化を目的に市が整備。サッカーJ3リーグの熱戦の舞台であるとともに、津波避難施設となっている。[br] この日の訓練は午後3時に地震が発生し、大津波警報が発令された状況を想定。同社従業員約100人が市川町の工場から運動場に駆け付け、ヴァンラーレの選手、スタッフらとともに高さ約16メートルの管理棟4階に避難した。[br] 訓練後は同運動場の沼村豊紀館長が「本来、多賀地区の避難場所は桔梗野小と多賀台小だが、逃げ遅れた場合にはこちらに駆け込んで」と呼び掛けた。[br] 八戸協和水産の木村秀司専務は「津波を想定した訓練は今回が初めて。従業員が実際に避難場所を認識し、防災意識を持てたことが大きな収穫となった」と語った。管理棟に避難する八戸協和水産の従業員