風間浦村は、新型コロナウイルスで客足が伸び悩む下風呂温泉郷の宿泊施設支援に乗り出す。11月から来年3月までにホテル、旅館、民宿に宿泊する場合、1人5千円を補助。忘年会や新年会などで利用する日帰り客向けにも1人2千円を補助し、誘客を促進する。青森県民が対象で、10月中の予約開始を目指す。[br] 7日の村議会臨時会で事業費700万円を盛った 風間浦村は、新型コロナウイルスで客足が伸び悩む下風呂温泉郷の宿泊施設支援に乗り出す。11月から来年3月までにホテル、旅館、民宿に宿泊する場合、1人5千円を補助。忘年会や新年会などで利用する日帰り客向けにも1人2千円を補助し、誘客を促進する。青森県民が対象で、10月中の予約開始を目指す。[br] 7日の村議会臨時会で事業費700万円を盛った2020年度一般会計補正予算案が可決された。[br] 誘客促進事業の利用者には、村内の各事業所で使える千円の地域通貨券を発行。小売店でのお土産購入、食堂での飲食などに充ててもらうことを想定しており、誘客効果の他業種波及を狙う。事業費として170万円を計上した。[br] 誘客促進事業は宿泊客1200人、日帰り客500人の利用を見込む。予約受け付けは各宿泊施設に担ってもらう方針。 冨岡宏村長は「アンコウのシーズンに合わせて誘客を図り、下風呂温泉郷の利用客回復に努めたい」と狙いを語った。[br] 補正にはこのほか、村内全世帯と全事業所計約900件の簡易水道料金を1年間全額免除する事業費3360万円も計上。村は新型コロナ対策で既に4~9月分の料金を免除すると発表していたが、期間を広げることで住民や事業者の暮らしを支える。