久慈市の未払い問題、新たに753万円発覚/19年度に市内業者に発注した市道の補修費など

久慈市は28日の市議会議員全員協議会で、2019年度に市内業者に発注した市道の補修費や除雪費計753万円が未払いだったと明らかにした。同市では今月上旬に災害復旧費4509万円の未払いが問題になったばかりで、内部調査で別の職員による新たな不適.....
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 久慈市は28日の市議会議員全員協議会で、2019年度に市内業者に発注した市道の補修費や除雪費計753万円が未払いだったと明らかにした。同市では今月上旬に災害復旧費4509万円の未払いが問題になったばかりで、内部調査で別の職員による新たな不適切な処理が発覚した。市の管理体制が問われている。[br] 今回判明したのは市内17社に対する37件で、1社当たりの金額が最大275万円。前回の未払い問題を受けて実施した各課の一斉調査で分かった。[br] 市によると、いずれも建設部の男性職員が1人で業務を担当していた。今月6日から病気休暇中だったため、ほかの職員が机などを整理したところ、未処理の請求書が見つかった。男性職員は市の聞き取り対し「後で処理しようと思っていた請求書がたまっていった。誰にも言えなかった」と話したという。[br] 市は予備費を使い29日にも業者に支払いを済ませる。遅延利息金約6万8千円は澤里充男副市長と関係職員で穴埋めする方針。[br] 遠藤譲一市長は「度重なる不適切な事務処理で多大なご迷惑をお掛けした」と陳謝した。市は各課横断のプロジェクトチームで作成した予算支出管理マニュアルを全職員に周知し、再発防止を図るとしている。