「中学生に競技の場を」八戸学院光星高が「スポーツクラブ」男子バスケ9月設立

「八戸学院スポーツクラブ」の概要を説明する佐々木彰彦監督(左)と中村良寛教頭=八学光星高
「八戸学院スポーツクラブ」の概要を説明する佐々木彰彦監督(左)と中村良寛教頭=八学光星高
八戸学院光星高校(小野崎龍一校長)が青森県内のスポーツの競技力を高めようと、中学生を対象とした「八戸学院スポーツクラブ」を設立することが17日、関係者への取材で分かった。モデル事業として男子のバスケットボール部門を9月に立ち上げ、同校の監督.....
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 八戸学院光星高校(小野崎龍一校長)が青森県内のスポーツの競技力を高めようと、中学生を対象とした「八戸学院スポーツクラブ」を設立することが17日、関係者への取材で分かった。モデル事業として男子のバスケットボール部門を9月に立ち上げ、同校の監督らが指導に当たる。今後は中学校に部活動が少ない競技にも事業を展開していく予定で「地域総合型スポーツクラブ」を目指す。中村良寛教頭(56)は「中学生世代に競技の選択肢を与えたい」と設立の意義を強調する。[br] 県南地方の中学校では、少子高齢化の影響で各学校の部活動の数が減り、希望する競技の部活に入部できない生徒もいるのが現状だ。事業を発案した同校男子バスケットボール部の佐々木彰彦監督(30)は「やりたい競技を選んでもらい、レベルアップに一役買うことができるような活動をしたい」と強調。2025年に県内で開催予定の第80回国民スポーツ大会も視野に「県全体の活性化につながれば」と力を込める。[br] 先行スタートするバスケット部門は各学年7~10人程度を集め、クラブチームを結成する。週2、3日の練習を予定しており、大会への参加や遠征も行う。競技の技術だけではなく、けがの予防法なども指導し、総合的なスポーツ教育を目指す。[br] 佐々木監督は新型コロナウイルスの影響で今夏、県内の中学校体育大会が中止になったことにも触れ、「活躍の場がなくなってしまった3年生にもさまざまな経験を積ませてあげたい」と話した。[br] 8月中に体験会や説明会などを実施して生徒を募集する。今後、市を通して、各中学校に詳細を説明する方針。「八戸学院スポーツクラブ」の概要を説明する佐々木彰彦監督(左)と中村良寛教頭=八学光星高