日本推理作家協会賞 呉さん(八戸市出身)の「スワン」 

呉 勝浩さん
呉 勝浩さん
第73回日本推理作家協会賞(同協会主催)の選考会が9日、東京都内で開かれ、長編および連作短編集部門に、八戸市出身の呉勝浩さん(38)=大阪市在住=の「スワン」(KADOKAWA)が選出された。同作は、第162回直木賞候補に選ばれたほか、第4.....
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 第73回日本推理作家協会賞(同協会主催)の選考会が9日、東京都内で開かれ、長編および連作短編集部門に、八戸市出身の呉勝浩さん(38)=大阪市在住=の「スワン」(KADOKAWA)が選出された。同作は、第162回直木賞候補に選ばれたほか、第41回吉川英治文学新人賞を受賞している。[br] 「スワン」は、大型商業施設で起きた銃乱射事件を生き延びた女子高生が、悲劇や中傷とどう向き合い、乗り越えるかを描いている。[br] 同賞の選考会は当初、4月に開催予定だったが、新型コロナウイルス拡大による緊急事態宣言を受けて延期されていた。呉さんは、2年連続2度目の候補入りで、受賞を果たした。[br] このほか、短編部門には青森市出身の矢樹純「夫の骨」(祥伝社「夫の骨」収録)、評論・研究部門には金承哲「遠藤周作と探偵小説 痕跡と追跡の文学」(教文館)が選ばれた。呉さんは10日、リモート形式で会見する。呉 勝浩さん