聖寿寺館跡 児童が発掘体験/南部町

作業員からこつを教わりながら発掘を体験する児童
作業員からこつを教わりながら発掘を体験する児童
南部町教委は6月29日、同町にある国史跡「聖寿寺館(しょうじゅじたて)跡」で、同町立名久井小6年26人を招き発掘体験会を開催した。児童はスコップを片手に土を掘り、先人の暮らしに思いをはせた。 同跡は三戸南部氏が拠点とした場所で、1539年に.....
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南部町教委は6月29日、同町にある国史跡「聖寿寺館(しょうじゅじたて)跡」で、同町立名久井小6年26人を招き発掘体験会を開催した。児童はスコップを片手に土を掘り、先人の暮らしに思いをはせた。[br] 同跡は三戸南部氏が拠点とした場所で、1539年に焼失したとされる。1993年に町の発掘調査が始まり、これまでに東北地方で最大規模の堀立柱建物跡や貴重な遺物が発見されている。[br] 町教委は児童が地域の歴史を知る場として毎年度、発掘体験会を開催。本年度は町内4小学校のほか、田子町立上郷小が参加する。[br] 名久井小の児童は、「何かを見つけても場所を記録するまで動かさない」などの注意点を教わってから発掘現場へ。作業員にこつを教わりながら慎重に土を掘り、器のかけらや炭化した木材などを見つけた。[br] 中国大陸で作られたとみられる白磁のかけらを見つけた藤村泰地(たいち)君(11)は「(出土品が)見つかってびっくり。遠い場所から運ばれて来た物が今、土の中から見つかるなんてすごい」と歴史ロマンを体感していた。作業員からこつを教わりながら発掘を体験する児童