宅地11年連続下落 八戸管内最高は「三日町通り」/青森県内路線価

仙台国税局は1日、相続税や贈与税の暫定基準となる2020年分の東北管内の路線価を発表した。青森県内の標準宅地(3196地点)の対前年変動率は平均マイナス0・3%で、現在の計算方法となった10年以降、11年連続で下落した。下落幅は前年より0・.....
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 仙台国税局は1日、相続税や贈与税の暫定基準となる2020年分の東北管内の路線価を発表した。青森県内の標準宅地(3196地点)の対前年変動率は平均マイナス0・3%で、現在の計算方法となった10年以降、11年連続で下落した。下落幅は前年より0・1ポイント縮小した。八戸税務署管内の最高路線価は、八戸市の「三日町通り」の10万5千円で前年から増減がなく、3年連続横ばいだった。[br] 県内最高価格の路線価は、青森市新町1丁目の「新町通り」の16万円(前年比5千円増)で、現在の路線価の評価方法となった1992年以降、初めて価格が上昇した。[br] 各税務署管内の最高路線価の所在は、十和田管内が三沢市松園町3丁目の「30ロード商店街通り」の3万3千円で6年連続横ばい、むつ管内はむつ市中央2丁目の「国道338号通り」の3万2千円で前年と同じ。五所川原管内は、五所川原市唐笠柳藤巻の「県道福山五所川原線通り」の3万7千円(3千円増)。管内最高を維持していた同市大町の「大町通り」と初めてトップが入れ替わった。[br] 仙台国税局管内の対前年変動率は平均1・2%で、0・1ポイント上昇。県別で伸びたのは、宮城、山形、福島3県。東北地方の全52税務署の最高路線価を比較すると、仙台中が318万円(28万円増)で1位。青森、岩手関係分では、盛岡5位(前年同)、青森8位(同)、八戸11位(同)、弘前13位(12位)。このほか五所川原29位、十和田、二戸36位、むつ38位、久慈45位だった。