八戸市教委が中学校の部活動指導員初めて配置/教員の負担減図る

伊藤博章教育長(右)から任用通知書を受ける部活動指導員=30日、八戸市庁
伊藤博章教育長(右)から任用通知書を受ける部活動指導員=30日、八戸市庁
八戸市教委は30日、教職員に代わって部活動を指導する市立中学校の部活動指導員4人を初めて配置した。教職員以外でも遠征の引率などができるようになり、学校外部の力を生かすことで指導の質向上や教職員の負担軽減を図る。 部活動指導員は、教職員が経験.....
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 八戸市教委は30日、教職員に代わって部活動を指導する市立中学校の部活動指導員4人を初めて配置した。教職員以外でも遠征の引率などができるようになり、学校外部の力を生かすことで指導の質向上や教職員の負担軽減を図る。[br] 部活動指導員は、教職員が経験のない競技を指導したり、部活動指導で超過勤務となったりしていた問題に対応するため、文部科学省が2017年に制度化。これまでボランティアだった外部コーチらを指導員とし、学校と協議した上で、具体的な活動内容の決定権などを委ねる。[br] 青森県内では昨年度の時点で三沢、三戸など8市町村が導入。八戸市では応募のあった17校のうち、初年度は4校の4人が選ばれた。報酬は1時間1600円、年間210時間が目安で、国と県、市が3分の1ずつ負担する。期間は21年2月末まで。[br] 同日は市庁で任用通知交付式を行い、伊藤博章教育長が4人に通知書を手渡した。小中野中で野球部を指導する種子浩好さんは「報酬が発生する分、責任は重い。子どもたちの人間性を育てられるよう努めたい」と意欲。伊藤教育長は「協力は大変心強い。取り組みを検証し、今後の拡充につなげたい」と述べた。[br] 種子さん以外の指導員は次の通り。(敬称略) 庄司忍(長者・剣道)和田繁幸(江陽・サッカー)北山勝則(白銀・バスケットボール)伊藤博章教育長(右)から任用通知書を受ける部活動指導員=30日、八戸市庁