19年度行政文書の開示請求、全部開示とも最多/青森県

青森県は29日、情報公開制度に基づく2019年度の行政文書の開示状況を発表した。開示請求は3161件(前年度比352件増)、開示に対して全部開示したのは2268件(147件増)で、いずれも制度が始まった1996年度以降で最多となった。 県総.....
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 青森県は29日、情報公開制度に基づく2019年度の行政文書の開示状況を発表した。開示請求は3161件(前年度比352件増)、開示に対して全部開示したのは2268件(147件増)で、いずれも制度が始まった1996年度以降で最多となった。[br] 県総務学事課は、請求の増加要因について「県議が定例会前などに、理事者側に議案内容の確認をした際の記録の開示請求が増えたため」と説明。同様の請求は前年度の15件から10倍超の199件だった。[br] 請求先は知事が2804件でトップ。県警本部長が208件、県教委が91件と続いた。開示請求に対し、不開示となったのは103件で、うち99件は行政文書を保有していないことが理由だった。[br] 一方、県個人情報保護条例に基づく個人情報の開示では、書面による請求が129件で、全部開示が56件、不開示は10件。口頭による請求は7925件(836件減)で、ほとんどが県立高校入試の得点開示だった。また、個人情報の利用停止請求はなかった。