野辺地病院、7月に全適移行 病院事業管理者に一戸氏/北部上北広域事務組合議会臨時会

野辺地町と横浜町、六ケ所村で組織する北部上北広域事務組合議会は26日、臨時会を開き、公立野辺地病院の運営形態を7月1日から地方公営企業法の全部適用(全適)に移行する関連議案を可決した。特別職の病院事業管理者には、元青森県健康福祉部長で同病院.....
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 野辺地町と横浜町、六ケ所村で組織する北部上北広域事務組合議会は26日、臨時会を開き、公立野辺地病院の運営形態を7月1日から地方公営企業法の全部適用(全適)に移行する関連議案を可決した。特別職の病院事業管理者には、元青森県健康福祉部長で同病院医療管理監の一戸和成氏(46)が就く。任期は4年間。[br] 同病院の決算は2017、18年度の2年連続赤字で、19年度も約2億5千万円の損失を見込む。全適の導入は、経営責任や人事に対する権限を持つ病院事業管理者を新たに置き、経営の効率化などを進めるのが狙い。 26日は病院事業管理者の給与に関する条例制定や関係条例の改正案など議案4件、承認3件をいずれも原案通りに可決、承認した。[br] 一戸氏は今年4月、同病院の医療管理監に就任。取材に対し、「経常収支の赤字を解消し、最終的には医業収支での黒字を目指したい」と抱負を語った。[br] 同組合の管理者を務める野村秀雄野辺地町長は「新型コロナウイルスで病院を取り巻く状況は依然厳しいが、経常黒字を達成してほしい」と手腕に期待した。