ミライヘノツバサ引退へ、右前脚の疾病で/諏訪牧場(七戸)が生産、7歳にして重賞馬

JRAは3日、七戸町の諏訪牧場産の競走馬ミライヘノツバサ(牡7歳)に、「右前浅屈腱炎(くっけんえん)」の疾病が判明したと発表した。9カ月以上の休養を擁する見込みで、関係者によると、競走馬を引退し、今後は東京競馬場で誘導馬を務める予定だという.....
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 JRAは3日、七戸町の諏訪牧場産の競走馬ミライヘノツバサ(牡7歳)に、「右前浅屈腱炎(くっけんえん)」の疾病が判明したと発表した。9カ月以上の休養を擁する見込みで、関係者によると、競走馬を引退し、今後は東京競馬場で誘導馬を務める予定だという。[br] ミライヘノツバサは2歳でデビュー。3歳で皐月賞、菊花賞とG1を経験し、活躍が期待されたが、4歳で右前脚の屈腱炎を発症し、約1年半に及ぶ長期の休養を余儀なくされた。その後、調教を再開し、今年2月にG3のダイヤモンドステークスを制し、7歳にして重賞初優勝。5月3日にはG1の天皇賞(春)に出走していた。[br] 諏訪牧場の生産者の諏訪豊蔵社長(71)は「約7千頭の3歳馬のうち、18頭しか出られないG1レースに出場した。さらにけがを乗り越えて重賞馬となった。生産者冥利に尽きる」と感慨深げ。誘導馬となることには「今後も末永くファンに愛されてほしい」と願いを込めた。