特殊詐欺被害を未然防止 三沢大津郵便局の小松さんらに感謝状

感謝状を受けた(前列左から)中野渡裕功局長、小松昭夫さん
感謝状を受けた(前列左から)中野渡裕功局長、小松昭夫さん
三沢警察署(中山健治署長)は22日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三沢大津郵便局(中野渡裕功局長)と同局課長の小松昭夫さん(44)に感謝状を贈った。小松さんは以前の勤務先でも一度、特殊詐欺被害防止に関わった経験があるといい、「特別なこと.....
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 三沢警察署(中山健治署長)は22日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三沢大津郵便局(中野渡裕功局長)と同局課長の小松昭夫さん(44)に感謝状を贈った。小松さんは以前の勤務先でも一度、特殊詐欺被害防止に関わった経験があるといい、「特別なことはしていないが、話をよく聞いてみて怪しいと感じた。人の役に立ててうれしい」と喜びを語った。[br] 同署によると、市内の60代男性が被害者救済機構をかたる団体から、賠償金約12億円を渡すので、委任承諾のため手数料を口座に振り込んで―との電子メールを携帯電話に受け、11日午後に同局を訪れた。小松さんは、男性から現金自動預払機(ATM)で振り込みの手続きができないと相談され、男性の携帯電話を確認。メールの内容を不審に思い、男性を説得して同署に通報した。[br] 同署でこの日、中山署長が中野渡局長と小松さんに感謝状を贈り、「皆さんのように『だまさせないぞ』という人がいるからこそ、被害を未然に防ぐことができる」と謝意を示した。[br] 中野渡局長は「一金融機関として被害の防止に役立てて幸い」と述べた。小松さんは「だまされている人は洗脳された状態でいるので、とにかく話を聞き、確認している。何かあったら1人で悩まずに相談してほしい」と話した。感謝状を受けた(前列左から)中野渡裕功局長、小松昭夫さん