共用開始は21年度以降 八戸市「合葬墓」整備で基本計画公表

八戸市合葬墓のイメージ図(八戸市提供)
八戸市合葬墓のイメージ図(八戸市提供)
八戸市は21日、市議会民生協議会で、墓の継承が難しい遺骨を合同で埋葬する「合葬墓」の整備について基本計画を公表した。本年度中に地質調査や実施設計を行う方針で、共用開始は21年度以降になる見込み。 合葬墓を巡っては、少子高齢化や核家族化に伴い.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市は21日、市議会民生協議会で、墓の継承が難しい遺骨を合同で埋葬する「合葬墓」の整備について基本計画を公表した。本年度中に地質調査や実施設計を行う方針で、共用開始は21年度以降になる見込み。[br] 合葬墓を巡っては、少子高齢化や核家族化に伴い、故人での維持管理や引き継ぎが必要ない「新しい形の墓地」の整備を求める声が市民から寄せられており、市は自治体が管理する合葬墓や合葬式納骨施設について調査や研究を進めている。[br] 基本計画によると、整備場所は市東霊園内の平和記念像の隣接地。直径8メートル、高さ0・6メートルの円形に盛り土をした「マウント」上に、一体型の献花台と、参拝対象となる球体のモニュメントを設置し、地下にコンクリート製の納骨室(カロート)を3基設ける。収蔵規模は千体で、工事費の概算は3300万円。[br] 本年度中に地質調査と実施設計を行うほか、申し込み資格や応募方法、運営方針などの検討に入る。八戸市合葬墓のイメージ図(八戸市提供)