史跡根城/公有地拡大へ 第2次整備計画で方針

国史跡に指定されている八戸市の史跡根城跡について、市は24日、史跡指定範囲のうち現在民有地となっているエリアを今後、段階的に公有地化していく方針を示した。併せて既存施設や展示の改修を進める。 同日の市教委定例会の席上、市博物館の小保内裕之館.....
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 国史跡に指定されている八戸市の史跡根城跡について、市は24日、史跡指定範囲のうち現在民有地となっているエリアを今後、段階的に公有地化していく方針を示した。併せて既存施設や展示の改修を進める。[br] 同日の市教委定例会の席上、市博物館の小保内裕之館長が、3月までにまとめた「史跡根城跡第2次整備基本計画」の概要を説明した。[br] 史跡根城跡は1941(昭和16)年、国史跡として指定を受けた。現在は指定範囲18万3千平方メートルのうち、本丸跡などがある史跡根城の広場を含む13万4千平方メートルが公有化されている一方、広場の南側で、根城南部氏の家臣・岡前氏の旧館跡を含むエリアは民有地となっている。[br] 市は2018年に策定した「史跡根城跡活用計画書」で公有地化の必要性を指摘しており、第2次計画はこれに準じた。今後は5~20年後をめどに公有地化と発掘調査を順次進め、広場と一体化した整備を検討する予定。[br] 第2次計画ではほかに既存施設の長寿命化や園路のバリアフリー化、案内解説板の更新・追加・多言語化などに着手する。