階上岳山開き みぞれでもはつらつ山頂へ

春の階上岳を楽しむ登山客
春の階上岳を楽しむ登山客
なだらかな山の形が牛の寝そべる姿に見えることから「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれる階上岳(標高739・6メートル)が10日、山開きした。時折みぞれが降るなどあいにくの天気だったが、訪れた登山客は意気揚々と山頂を目指して歩を進めた。 この.....
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 なだらかな山の形が牛の寝そべる姿に見えることから「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれる階上岳(標高739・6メートル)が10日、山開きした。時折みぞれが降るなどあいにくの天気だったが、訪れた登山客は意気揚々と山頂を目指して歩を進めた。[br] この日は、はしかみ産業振興委員会(委員長・浜谷豊美階上町長)が、同町の鳥屋部登山口付近で安全祈願祭を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年より規模を縮小し、関係者約20人が出席。玉串を奉納して今シーズンの無事故を祈った。[br] 山開きを祝うテープカットに続き、浜谷委員長が「本格的な行楽シーズンが到来したが、訪れる方々にはウイルスへの対策をしっかりしていただいた上で、自然を満喫してほしい」とあいさつした。[br] 八戸山友会の会員で、50年以上にわたって階上岳を訪れている、八戸市妙の坊山武雄さん(77)は「この時季はカタクリやフクジュソウがきれい。雪解けで滑りやすいので気を付けて歩きたい」と笑顔で登山口を出発した。[br] 昨年12月から冬季封鎖されていた8合目までの道路はこの日、3合目の「しるし平」まで通行止めが解除された。24日から全て通行可能となる予定。春の階上岳を楽しむ登山客