【九戸村長選】新人の晴山氏初当選 現職を138票差で破る

初当選を果たし、支持者から受け取った花束を手にする晴山裕康氏(左)と美佐子夫人=12日午後8時55分ごろ、九戸村伊保内
初当選を果たし、支持者から受け取った花束を手にする晴山裕康氏(左)と美佐子夫人=12日午後8時55分ごろ、九戸村伊保内
任期満了に伴う九戸村長選は12日に投票が行われ、即日開票の結果、新人の前村議晴山裕康氏(65)=無所属=が2025票を獲得、現職五枚橋久夫氏(73)を138票差で破り、初当選した。投票率は79・96%で、2016年の前回を3・9ポイント下回.....
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 任期満了に伴う九戸村長選は12日に投票が行われ、即日開票の結果、新人の前村議晴山裕康氏(65)=無所属=が2025票を獲得、現職五枚橋久夫氏(73)を138票差で破り、初当選した。投票率は79・96%で、2016年の前回を3・9ポイント下回った。[br] 選挙は、2期8年の五枚橋村政の評価や、村が進める施設一体型小中一貫校の整備計画などを争点に舌戦を繰り広げた。[br] 晴山氏は、移住政策推進室の設置や村単独子ども手当の支給、村長報酬の減額などを公約に掲げた。小中一貫校の整備計画については、再検討する姿勢を示し、現計画に慎重な村民らの支持を集めた。[br] 村議12人中5人の支持を取り付けたほか、元村長の岩部茂氏の後援会を引き継いで組織戦を展開し、浸透を図った。[br] 12日午後8時半ごろ、同村伊保内の事務所に吉報が届くと、集まった支持者から歓声が上がった。間もなく姿を現した晴山氏は支持者らと笑顔で握手。「村の融和を進め、山積している課題に立ち向かいたい。村政が停滞しないよう、スピード感を持って村民のために尽力する」と抱負を述べた。[br] 五枚橋氏は、農業を柱とした産業振興や小中一貫校の整備を公約に掲げ、村政継続を訴えたが及ばなかった。同村伊保内の事務所で五枚橋氏は「最後まで引き締まった戦いをさせてもらったが、票に結び付けられなかったのは私の不徳の致すところ」と述べた。[br] 村選挙管理委員会は13日、村役場で晴山氏に当選証書を付与した。任期は20日から4年間。初当選を果たし、支持者から受け取った花束を手にする晴山裕康氏(左)と美佐子夫人=12日午後8時55分ごろ、九戸村伊保内