【新型コロナ】他の祭り開催可否にも影響必至/青森ねぶた祭中止

青森県内最大の祭り、青森ねぶた祭の中止が正式決定したことは、開催可否を検討している県内各地の祭り主催者の判断にも影響を及ぼしそうだ。八戸三社大祭(7月31日~8月4日)の運営委員会は、当初4月下旬に予定していた判断時期を早め、17日に開く全.....
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 青森県内最大の祭り、青森ねぶた祭の中止が正式決定したことは、開催可否を検討している県内各地の祭り主催者の判断にも影響を及ぼしそうだ。八戸三社大祭(7月31日~8月4日)の運営委員会は、当初4月下旬に予定していた判断時期を早め、17日に開く全体会議で決定する方針。[br] 青森ねぶた祭の中止について、三社大祭運営委の塚原隆市会長は取材に「市民や観光客の健康面などに配慮した結果と受け止めている。苦渋の決断だったのだろう」との見解を示した。[br] 三社大祭の開催に関しては「感染拡大の状況に加え、県内の夏祭りや各種イベントの動向を注視する」と説明。「三社大祭は神事を中心とした祭礼行事であることを踏まえ、開催の可否と方法は、3神社や関係団体と協議して決定する」とし、祭りに関わる各団体から情報収集した上で、17日の全体会議で最終判断する意向を明らかにした。[br] 例年であれば、全27山車組の山車制作は春から本格化するが、今年は開催の方向性が決まるまで、制作作業を休止している。[br] 弘前ねぷたまつり(8月1~7日)は今後、弘前市などで構成する運営委員会が開催可否を協議する。市観光課は「青森ねぶた祭に限らず、県内の祭りの状況は注視している」とした。[br] 五所川原立佞武多(8月4~8日)を巡っては、制作団体などでつくる運行団体協議会が、今年は不参加とする意向を主催者の運営委員会に伝えている。開催の方向性は今月中に決定する見通しだ。運営委を構成する五所川原商工会議所の担当者は、青森ねぶた祭の中止判断について「感染の終息が見えない中、祭りを開催する判断はできないだろう」と理解を示した。