温室効果ガス排出量2・6%減少/17年度、青森県内

2017年度の青森県内の温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算)は1520万5千トンで、前年度から2・6%減少したことが27日、県のまとめで分かった。排出量は13年度のピーク以降、減少傾向にある。県環境政策課は「気温が前年度に比べ、夏が低く、春.....
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 2017年度の青森県内の温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算)は1520万5千トンで、前年度から2・6%減少したことが27日、県のまとめで分かった。排出量は13年度のピーク以降、減少傾向にある。県環境政策課は「気温が前年度に比べ、夏が低く、春や秋が高かったことなどにより、電力や灯油の消費量が減少した」と説明している。[br] 温室効果ガスの約9割を占める二酸化炭素の排出量は、1365万9千トンと3・3%減少した。[br] 部門別に見ると、製造業など「産業」が最も多く480万6千トン(前年度比0・6%増)、次いで「家庭」が337万トン(9・5%減)、会社や店など「業務」が229万4千トン(7・4%減)、乗用車や貨物自動車など「運輸」が200万5千トン(1・1%減)と続いた。[br] うち「家庭」では、1人当たり2・57トン(全国1・45トン)、1世帯当たり5・70トン(3・20トン)と全国の数値を上回った。[br] 温室効果ガス排出量について、県は30年度までに13年度の1644万7千トンから、31%減を目標に掲げている。削減に向け、断熱など住まいの「エコ活」促進や、市町村や事業者と連携した普及啓発活動に引き続き取り組む。