【模擬弾落下】米軍、現場での地質調査開始

ボーリングマシンで地質調査を行う関係者=12日午前10時ごろ、六ケ所村内
ボーリングマシンで地質調査を行う関係者=12日午前10時ごろ、六ケ所村内
米軍三沢基地所属のF16戦闘機が昨年11月、六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、米軍は11日から、現場での地質調査を始めた。ただ、村や東北防衛局に調査が知らされたのは同日の作業終了間際。関係者は「まさか事前連絡がないまま始まっていた.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 米軍三沢基地所属のF16戦闘機が昨年11月、六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、米軍は11日から、現場での地質調査を始めた。ただ、村や東北防衛局に調査が知らされたのは同日の作業終了間際。関係者は「まさか事前連絡がないまま始まっていたとは…」と困惑している。[br] 調査は昨年末に中断した回収作業の再開に向けた措置。米軍の委託を受けた業者は11日昼から、ボーリングマシンと呼ばれる機材を、落下地点と隣接する内沼の中間付近に設置。穴を掘って地盤の状況などを確認したという。12日も午前8時ごろから作業員が入り、同じ場所をさらに深く掘って調査を継続していた。[br] 業者などによると、最大で深さ17メートル付近まで掘る方針で、調査終了には数日かかる見通し。米軍は調査結果を踏まえ、さらに掘削が必要かどうかなど今後の作業内容を検討する。[br] 一方、作業については11日夕方遅くになって、米軍から「既に始めた」との連絡が同防衛局にあったという。村には同防衛局が報告した。戸田衛村長は取材に「事前に連絡があると伺っていたので、驚いた。いずれにしろ、しっかりと回収に向けた作業をしてほしい」と語った。ボーリングマシンで地質調査を行う関係者=12日午前10時ごろ、六ケ所村内