製作したからくり作品をむつみ保育園へ 八戸市の高橋さん

子どもたちに作品の説明をする高橋みのるさん(中央)
子どもたちに作品の説明をする高橋みのるさん(中央)
八戸市の木のからくり作家、高橋みのるさん(60)が、同市のむつみ保育園(的場友之園長)のために、作品「藤棚に遊ぶ動物たち」を制作した。今年の東京五輪に合わせ、動物たちがスポーツをしている様子を表現した、木製のからくり作品。2月27日、同園に.....
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 八戸市の木のからくり作家、高橋みのるさん(60)が、同市のむつみ保育園(的場友之園長)のために、作品「藤棚に遊ぶ動物たち」を制作した。今年の東京五輪に合わせ、動物たちがスポーツをしている様子を表現した、木製のからくり作品。2月27日、同園に引き渡され、園内で園児たちを楽しませている。[br] 高橋さんは、八戸市の「はっち」1階の「からくり獅子舞仕掛け時計」、青森県立三沢航空科学館の「からくり飛行船」の制作者。[br] 同園が創立70周年を記念して、高橋さんに作品の制作を依頼。藤をモチーフした園のマークにちなんで、藤棚の中で犬やリス、ネズミなどが野球、サッカー、重量挙げをする―という作品を完成させた。制作に当たり、青森県産ヒバを中心にした木材を使用した。[br] この日は、高橋さんが同園に作品を運び、園児約100人の前でお披露目した。子どもたちは、ボタンを押すと、流れる音楽とともにかわいらしい動きを見せる人形に、大興奮の様子。間近で見て「すごーい!」「木の匂いがする」と目を輝かせていた。[br] 十日市もも香ちゃん(6)は「ネズミが重量挙げをしているのが面白い。これから毎日見られるのがうれしい」と声を弾ませた。[br] 「笑顔で見てもらえてよかった。作ったかいがあった」と、顔をほころばせる高橋さん。作品は一つのモーターで6匹の動物がさまざまな動きをする精巧な仕掛けで、その仕組みを裏側から見られる構造になっている。高橋さんは「子どもたちがいろいろな物のメカニズムに興味を持つきっかけになれば」と話した。子どもたちに作品の説明をする高橋みのるさん(中央)