卒業公演で有終の美 八学大演劇部の長谷川さん

「君に贈るものがたり」で表情豊かに演じる長谷川華さん
「君に贈るものがたり」で表情豊かに演じる長谷川華さん
八戸学院大演劇部の卒業公演が23日、八戸市の「はっち」で開かれた。学外の公演にも数多く出演し地域の演劇シーンで活躍した、元部長の4年長谷川華さん(22)の八戸でのラストステージ。部員ら4人と共に2作品を観客に届け、有終の美を飾った。 演劇部.....
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 八戸学院大演劇部の卒業公演が23日、八戸市の「はっち」で開かれた。学外の公演にも数多く出演し地域の演劇シーンで活躍した、元部長の4年長谷川華さん(22)の八戸でのラストステージ。部員ら4人と共に2作品を観客に届け、有終の美を飾った。[br] 演劇部は2017年4月に設立し、同大の文化部で唯一の「強化指定部」。学外での自主公演は初めて。[br] 長谷川さんは深浦町出身。青森県立五所川原高演劇部で芝居を始めた。同大2年の時から、演劇部の立ち上げメンバーとして部を支えたほか、毎年県南地方の演劇人が集結して行う「はちのへ演劇祭」や、南郷アートプロジェクトの一環の舞台「くじらむら」などに出演してきた。今春から、東京で就職するために八戸を離れる。[br] この日は、小説家の父が妻との突拍子もない思い出話を娘に聞かせる「君に贈るものがたり」、東京から八戸に帰ってきた若い男性と地元に住む彼の高校時代の同級生たちの人間模様を描く「ヒーロー」を上演した。長谷川さんは「君に―」で娘役、「ヒーロー」では八戸に住む同級生の一人を生き生きと好演した。[br] 本番を終え「充実感もあるけど、少し名残惜しい気持ち」と寂しさをにじませた長谷川さん。3年間の八戸での演劇生活について「演劇人の皆さんが温かく迎えてくれて、人間的にも成長させてもらった。ありがとうの気持ちでいっぱい」と語った。「君に贈るものがたり」で表情豊かに演じる長谷川華さん