住民の招福や健康祈願 金ケ沢神楽の春祈祷/新郷

住民(左)に招福祈願の権現舞を披露する金ケ沢神楽保存会の一行
住民(左)に招福祈願の権現舞を披露する金ケ沢神楽保存会の一行
新郷村の金ケ沢神楽保存会(畠山賢悦会長)による春祈祷(きとう)が8、9の両日、同村金ケ沢地区で行われ、一行が民家や商店など約150戸を門付けして回り、住民の幸福や健康を祈願した。 保存会によると、金ケ沢神楽はかつての修験・和光院の子孫である.....
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 新郷村の金ケ沢神楽保存会(畠山賢悦会長)による春祈祷(きとう)が8、9の両日、同村金ケ沢地区で行われ、一行が民家や商店など約150戸を門付けして回り、住民の幸福や健康を祈願した。[br] 保存会によると、金ケ沢神楽はかつての修験・和光院の子孫である畠山会長の家に代々伝わるもの。春祈祷は古くから旧正月に行われた伝統行事で、現在は2月の第2土、日曜日に実施している。[br] 9日は、保存会のメンバーや戸来三嶽神社の神職など16人が約90戸を訪問。各家の玄関先では、獅子が住民の頭を噛んで身固めした後、笛や太鼓、手平鉦(がね)のお囃子(はやし)に合わせて権現舞を奉納し、威勢の良い歯打ちで無病息災や五穀豊穣を願った。[br] 祈祷を受けた角岸キワさん(84)は「今年1年間、健康でいられたらうれしいね」と笑顔を見せた。住民(左)に招福祈願の権現舞を披露する金ケ沢神楽保存会の一行