代表取締役と専務、会計処理巡り辞任 八戸・みろく横丁運営会社

八戸市中心街にある「八戸屋台村みろく横丁」の運営会社「北のグルメ都市」で、決算処理を巡って代表取締役と専務取締役だった2人が今年1月上旬に辞任していたことが12日、分かった。関係者によると、残った2人の取締役は使途不明金があったと指摘する一.....
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 八戸市中心街にある「八戸屋台村みろく横丁」の運営会社「北のグルメ都市」で、決算処理を巡って代表取締役と専務取締役だった2人が今年1月上旬に辞任していたことが12日、分かった。関係者によると、残った2人の取締役は使途不明金があったと指摘する一方、辞任した役員側は会計処理は適切に行ったと主張している。[br] 複数の関係者によると、元役員の2人は昨年12月下旬に辞表を提出。今年1月上旬の役員会で正式に認められた。[br] 現経営陣は、役員会の同意を得ないまま、貸付金や役員報酬が支出されていたほか、過剰な接待・交際費などが費やされ、「2011年度から数千万円規模の使途不明金があった」と主張。[br] 不正の疑いがあったことから、昨年秋頃から決算報告書を精査したところ、書類が二重に作成され、役員会には改ざんした報告書を提出していたことが発覚した―としている。[br] 一方、辞任した役員の1人は本紙取材に対し「借入金はあったが、税務署からの指摘も受けたことがなく、違法性はない」と現経営側の主張を否定。客観的な資料などを見ておらず、相手側の根拠がよく分からない―としている。[br] 辞任については「(現経営側から)辞めろと言われ、ごたごたに巻き込まれたくなかっただけだ」と不正が理由でないことを強調した。[br] 同社は、東北新幹線八戸開業を機に誕生したみろく横丁の運営を手掛け、地元商工関係者らが02年9月に設立した。