三陸振興協議会が発足 防災、交通、食などで振興

岩手県沿岸13市町村の発展を目的に発足した三陸振興協議会=12日、宮古市
岩手県沿岸13市町村の発展を目的に発足した三陸振興協議会=12日、宮古市
岩手県沿岸13市町村の活性化を目的とする「三陸振興協議会」(会長・白水伸英県政策地域部長)が12日、設立された。県と13市町村、観光、交通機関など29団体で構成し、イベント企画をはじめ、沿岸部でのさまざまな取り組みでの連携や情報発信などの役.....
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 岩手県沿岸13市町村の活性化を目的とする「三陸振興協議会」(会長・白水伸英県政策地域部長)が12日、設立された。県と13市町村、観光、交通機関など29団体で構成し、イベント企画をはじめ、沿岸部でのさまざまな取り組みでの連携や情報発信などの役割を担う。同日、宮古市で開かれた初会合では、出席者が今後の方向性や課題などについて意見を交わした。[br] 同協議会は昨年6月から約2カ月間、沿岸各市町村で開催された「三陸防災復興プロジェクト2019」の成果を引き継ごうと発足。自治体以外では岩手大や県観光協会、三陸鉄道、三陸ジオパーク推進協議会などが参画する。[br] 初会合では、▽防災▽交通ネットワーク▽ジオパーク▽食やスポーツ―の4分野を中心に、国内外との交流による地域おこしや、次世代を担う人材育成に取り組むとする基本的方針を了承。連携の在り方や各地域の課題などについても話し合った。[br] この中で、三鉄の中村一郎社長は「3月20日の全線運行再開を控え、引き続き沿線を動いてもらえるような取り組みを市町村としたい」と強調。他の出席者からは「イベントの日程が重ならないように連携し、近隣にも足を運んでもらえるような仕組みづくりがしたい」「地域にお金を落とす観光商品を造成できる人材が必要だ」といった意見も挙がった。岩手県沿岸13市町村の発展を目的に発足した三陸振興協議会=12日、宮古市