義と情と理と
 7カ月余り前の2021年8月12日、八戸プラザホテルで記者会見し、電撃的に政界引退を表明した大島理森氏。13選出馬が確実視されていた10月の衆院選にはIT企業役員の神田潤一氏(当時50)を後継として立て、世代交代した。

 政治生活は国会議員として38年、青森県議を含めれば46年余り。これから、その長きにわたる政界人生を、時間をかけて、つまびらかに語ってもらう。まずは近況と、印象に残る場面や思いを聞いた。
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大島理森氏の足跡
1946年9月
  • 八戸市尻内町に生まれる
1965年3月
  • 青森県立八戸高を卒業
1970年3月
  • 慶大法学部を卒業し、毎日新聞社へ
1975年4月
  • 青森県議選に初当選
1980年6月
  • 衆院選青森1区に初出馬し、落選
1983年12月
  • 衆院選で初当選
1990年2月
  • 海部内閣で内閣官房副長官に就任
1995年8月
  • 村山内閣で環境庁長官として初入閣
1999年10月
  • 衆院議院運営委員長に就任
2000年7月
  • 森内閣で文相・科技庁長官として入閣
2000年12月
  • 自民党国会対策委員長に就任
2002年9月
  • 小泉内閣で農水相として入閣
2003年3月
  • 秘書の口利き疑惑で農水相を辞任
2005年12月
  • 衆院予算委員長に就任
2007年8月
  • 2度目の党国会対策委員長に就任
2009年9月
  • 党幹事長に就任
2010年9月
  • 党副総裁に就任
2012年10月
  • 党「大島派」会長に就任
2014年9月
  • 2度目の衆院予算委員長に就任
2015年4月
  • 衆院議長に就任
2020年12月
  • 衆院議長の在任が歴代最長に
2021年8月
  • 政界引退を表明